こんにちは。リサーチキャット代表の櫻井です。
新型コロナウイルスが猛威を振るい、その影響が世界中に広がっていますね。
音を立てるわけでもなわけでもなく、見える事もない相手から身を守るという事はそう容易い事ではありませんよね。逃げようにも逃げ切れているのかどうかはわかりませんし、防ごうにも防ぎきれているのかどうかはわからないのですから。
ここからは本題。
今回は結婚するという選択についてです。
結婚とは、適法の婚姻をして夫婦になる事です。
結婚については、誰しもが一度や二度は気にした事があるのではないでしょうか。様々な価値観や意見があるが故に身近な話題の一つとなる機会もあるでしょう。
そんな結婚という制度ですが、民法第752条では、夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならないという同居、協力及び扶助の義務が規定されています。
また、民法上は明記されてはいませんが、貞操義務もあるとされています。この解釈によって不貞行為、いわゆる不倫は不法行為となるのです。
これらの義務の捉え方は人それぞれかもしれませんが、背負う責任の重大さは変わりません。
子供がいれば、親としての責任もあります。
これから結婚しようと考えている時に、これらの義務について深く考えを巡らせる人や、端から義務を履行するつもりが無いという人はそう多くはないでしょう。
だからこそ起こってしまうのが「過ち」です。
例えば、不倫をする事が何となく「やばい」という事は解っているけれど、不倫の何がどう「やばい」のかをよく理解しているわけではない。
という方が大半を占めるのではないでしょうか。
特に不倫をしている当事者に至っては「バレなきゃいいや」とごく軽い気持ちで欲求のままに行動しがちです。その中にはバレないように手の込んだ対策をする者までいます。しかし、「不倫がバレたらどうするか」という最悪の事態までは想定していないでしょう。
そこまで考えられる人物であれば、余程の自信でもない限り、そもそも不倫などしないでしょう。
結婚して夫婦になるという事は、互いが互いの為に義務を果たすという事ですから、それを一方的に破綻に追い込んだ場合は、例え過ちであったとしても、加害者として相応の責任を取らなくてはなりません。そして、加害者がいるという事は無論、被害者もいるという事になります。
結婚とは、法律によって定められた制度です。
結婚は義務ではありません。結婚しなければ離婚する事もありません。
近年、婚姻率は減少の一途を辿る一方で、離婚率は増加しています。
一見すると矛盾しているように思いますが、これは結婚する事をリスクとして捉える人と、結婚という制度に押し潰される人が増えてきた結果なのではないでしょうか。
もしかするとそう遠くない将来、結婚という制度の在り方が見直される日が来るかもしれませんね…。
それでは、また。
出典:厚生労働省 平成30年(2018年)人口動態統計の年間推計